みなさんはミドリムシバーガーなるものを知っていますか? 最近メディアで取り上げられたことでご存知の方もいらっしゃるかもしれません。
ミドリムシってなんだろう。虫の仲間? 名前を聞いただけではちょっと気持ち悪いのですが、どうやらユーグレナという学名の藻の一種です。そういえば、生物の時間に習いましたね!
ミドリムシは、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、カロテノイド、不飽和脂肪酸など59種類もの栄養素を含み、成人の必須アミノ酸全てがバランスよく含まれているという栄養分たっぷりの生き物です。
ということで、このミドリムシバーガーを食べに、東京・三軒茶屋の「東京ワイン酒場アゲマキ」におじゃましてきましたよ。
ミドリムシを扱うお店と聞いて、薄暗いゲテモノ屋を想像していた記者ですが、実際は世界各国のワインと、ワインに合うお肉料理をメインとした素晴らしくおしゃれなお店でした。
注文をしてからしばらくして、でました! きました! これがミドリムシバーガー! バンズから大きなお肉とベーコン、トマトがそれぞれ元気に自己アピールしてます。付け合せにはピクルス、フライドポテト、野菜サラダと、何とも爽やかでおいしそうです。
(やはり虫らしい形のものは見当たらない。ミドリ色じゃないし……)と、当たり前のことを確認している記者に、スタッフの男性がこのミドリムシバーガーについての説明をしてくださいました。
このミドリムシバーガーにはバンズの部分に約10億匹分のミドリムシの粉末が練りこまれていて、栄養分が良いので、食べ続けると1ヶ月で2キログラム体重が減ったり、朝スッキリ目が覚めるようになるそうです。
スタッフの男性はジュースにして飲んでいて、とても体調が良いとの事です。さらにハンバーガー以外にも付け合せのポテトの塩とサラダのドレッシングにもそれぞれミドリムシを使用しているので、このプレートを一皿食べることに約20億匹分のミドリムシを体内に取り入れることが出来るということでした。
なるほど、それはすごいですね! 20億匹分の命を今から授かる、そんな感謝の気持ちで、いよいよ食べてみることにしました。
ぱくっ!!
ナイフやフォークを用意されましたが、あえて手づかみで豪快にいただきました。おいしい。
藻の一種ということで海藻のような味がするものと思っていましたが、予想と少し違います。まずバンズですが、カリ・フワッとした弾力のある質感で、たっぷり入った具を崩すことなく優しく包んでいます。色はミドリムシの薄い黄色で、味は海藻というより「お母さんが高い店で買ってきた、種とか草が入ってるスコーン」のような味です。
パティは牛肉系のものでミディアムレアになっており、外はカリカリ。中から溢れ出る暖かい肉汁と、酸味のあるミドリムシ入りソースがスライストマトと溶け合い、ぷりぷりのベーコンとシャキっとしたレタスのレイヤーに滴り落ちてゆきます。
ポテトはハーブの良い香り、サラダはバジルソースとなっており、同じミドリムシを使用していてもハンバーガー、ポテト、サラダにはそれぞれまったく別の味に溶け込んでいました。さらに付け合せのピクルスのおかげで、こってりというよりスッキリとした、夏にピッタリな味わいです。
ちなみにこのミドリムシバーガー、通常はランチメニューとして出しているそうです。ディナーに食べたいときは2時間前までに予約をすれば出来立てアツアツのものがたべられますよ。
そうめんばかりで飽きたけど脂っこいものを食べるのも嫌だという方は、栄養たっぷりでダイエット効果のあるミドリムシバーガーを試してみてはいかがでしょうか。
(取材、写真、文=みあざきぱなま)
参照元: 東京ワイン酒場アゲマキ(http://agemaki.jp/)
画像: flickr.com= Albus.

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オリジナル記事: 「虫食」で健康に!? 栄養素たっぷり「ミドリムシ」が入ったバーガーを食べてみた!
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